天璋院篤姫を読んで。

sumire071202007-02-16


耳の騒音が辛くてついつい普段は気力ないのに上巻は一晩で読んでしまった
宮尾登美子さんの本は苦手で頭から受け付けなかった。初めて読んでみようと・・・史実がどう書かれているのか
細かくは知らないまま、図書館で借りてきた。

鹿児島に何時か行こうと思いながらも、知覧以外の観光を先ず初回は決めている、歴史の流れの中で江戸大奥に
入り実家から託された表情勢の通報は情勢分析と御台所として、自分を貫く事のむつかしさと屈辱感をどうともしがたい
中で頼れるのは自分だけだと。
大奥の中の渦巻く思惑、TVの「大奥」ほどの話はないけど江戸城明け渡しまで
「皇女和宮」に対する思いなど武家の作法と公家の作法の違いが葛藤となって歩み寄れないまま流された歳月

気持ちが通じ合えるようになった時には「和宮」は亡くなられて篤姫も48歳で亡くなられた
余りにも多難であった人は世の中の流れと言いながらも
女である事は自分の意志を口に出せないで流されていくままの人生はせつないと思えた。